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純粋に東洋医学(漢方)を学び実践したいという思いをもつ薬局の有志
で運営し、九州地区で中医学の研修会を開催する学びのグループです。
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※日本中医薬研究会様とは全くの別団体ですのでご承知下さい。

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■2014年8月九州中医薬研究会海外研修 遼寧中医薬大学編

2014.09.06

九州中医薬研究会は、今後の未来の東洋医学を担う方々が学ぶための場づくりを目指しています。

東洋医学の本場と言えば中国です。その中国の大学に九州中医薬研究会の理事 メンバーで

研修に行かせていただきました。

遼寧中医薬大学レポートのその2です。

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私たち、九州中医薬研究会のメンバーにとって一番興味があるものと言ったら…

やっぱり漢方薬(中医薬)のことです!!

 

漢方処方を調剤してお客さまにお渡しする部署に見学に行かせていただきました。

 

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日本の病院で言う所の、薬剤部にあたる場所です。

 

患者さまの待ち合い室を、コの字型のカウンターで囲う形で調剤室があります。

 

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このスタイルなので、作業されているスタッフの様子を見ることができます。

(日本では、薬剤師が錠剤を数えたり、粉を計ったりする法律になっているのですが、

欧米や、ここ中国でも、世界のほとんどの国では、薬剤師は薬の判断をする担当で、

粉薬を調整したり、計量したり、混ぜ合わせたり、パッキングしたりという作業に関しては

特殊技術をマスターした、薬剤師以外のテクニシャンが担当しています。)

 

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ちょっと、日本の調剤室では考えられないくらいのスピードで、大量の生薬を、まとめて行かれます。

それもそのはず、ものすごく患者さんが多いので、スピードを上げないととてもさばききれない

からです。

 

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調剤室の中では、所狭しと出来上がったお薬が並べられていました。

お客さんひとつひとつのカゴがとても大きく見えます。

 

それにはワケがあるのです。

 

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丁度、計量中の生薬を撮影させていただきました。

たっぷりと計量された生薬の山…  これは患者さまの一日分の生薬なのです。

 

日本にくらべて、東洋医学の本場中国では生薬の使用量が多いのです。

 

どちらがよいとか、悪いとかいう話ではありません。

 

中国では、生薬であってもやはり効果がしっかり出ることをひとつの目標としているからだそうです。

 

 

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できあがったお薬をお渡しする場所では、病院で開発して販売されている、足湯の元パックや

薬膳の元パックなどが販売してありました。

 

さすが「実病」を改善することを目的としている病院だけに、こういう提案がすばらしいと思いました。

 

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この病院を利用される方のほとんどは… 煎じた漢方薬を希望されます。

煎じた漢方薬というのは、文字どおり、原料の生薬を煮出した液体の状態の漢方薬のことです。

日本でよく使われている漢方薬は、顆粒になっているものがほとんどですのでご存知ない方も

多いかと思いますが…

煎じ薬は、漢方薬の昔からの本来の形と表現してよいでしょう。

 

例えると…

出汁からとったお味噌汁と 便利なインスタント味噌汁との違いと言う事ができるでしょう。

 

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もともと、東洋医学を愛し、漢方が大好きなメンバーでしたが、

 

やはり、現地に行って、現場の空気の中で感じることはとても大きく…

また、あらたな気づきと、日本の東洋医学にもおおいに参考にしたいヒントを沢山いただきました。