■ケイヒ(桂皮)

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学名がCinnamomumcassia Blume でクスノキ科(Lauraceae)に属する常緑性高木です。
学名の由来はCinein(巻く)+amomos(申し分ない)で、桂皮が香り良く巻いていることから。
Cassiaは芳香の意味で、桂皮が香りの良い生薬であることを示しています。艶のある大きな葉が対生につきます。
夏に葉腋から花茎を伸ばし白緑色の小花を多数開きます。産地は中国南部、ベトナム、ジャワ島、インド南部等です。
桂皮は発汗作用が強いことから葛根湯や桂枝湯などに配合され、又、不安を治める作用を持っています。
スパイスとしての地位も高く、15~17世紀には桂皮を初めナツメグ、ペパー、丁子等を巡りスパイス戦争と呼ばれる利権争いが続きました。
冷蔵手段がなかった当時肉やその製品の保存にスパイスは必須でした。
本画は1800年代末にカーラーにより描かれたものです。
カーラーの画は植物形態が精密に描かれておりますので、生薬学の講義に使っていたことを記憶しています。
学名の由来はCinein(巻く)+amomos(申し分ない)で、桂皮が香り良く巻いていることから。
Cassiaは芳香の意味で、桂皮が香りの良い生薬であることを示しています。艶のある大きな葉が対生につきます。
夏に葉腋から花茎を伸ばし白緑色の小花を多数開きます。産地は中国南部、ベトナム、ジャワ島、インド南部等です。
桂皮は発汗作用が強いことから葛根湯や桂枝湯などに配合され、又、不安を治める作用を持っています。
スパイスとしての地位も高く、15~17世紀には桂皮を初めナツメグ、ペパー、丁子等を巡りスパイス戦争と呼ばれる利権争いが続きました。
冷蔵手段がなかった当時肉やその製品の保存にスパイスは必須でした。
本画は1800年代末にカーラーにより描かれたものです。
カーラーの画は植物形態が精密に描かれておりますので、生薬学の講義に使っていたことを記憶しています。